中性脂肪が気になる方へ

堀内内科消化器科クリニック 肥満血液中にはいろいろな種類の脂質が存在しています。健康診断などでよく耳にする『中性脂肪』もそのひとつです。今回は、中性脂肪の働きや日常生活の中で気をつけたいことについて紹介します。


中性脂肪の働きとは?

中性脂肪は「トリグリセリド(TG)」とも呼ばれており、主に食事から摂る脂質や糖質、アルコールなどを材料に体内で作られています。

血液中の余分な中性脂肪は、皮下脂肪や肝臓に貯えられ、必要に応じて分解されてエネルギー源となります。皮下脂肪には、臓器を衝撃から守る働きや体温を一定に保つ働きもあります。


大丈夫ですか? 中性脂肪と肥満

体内の脂肪が多くなる原因は、主に食べ過ぎや運動不足など生活習慣によるものです。そのため、中性脂肪と肥満には深い関わりがあります。肥満には、皮膚の下に脂肪がたまる『皮下脂肪型肥満』と内臓の周りに脂肪がたまる『内臓脂肪型肥満』があり、血液中の中性脂肪値が高い人は、内臓脂肪型肥満の傾向にあるといわれています。
内臓脂肪は分解されやすいため、適度な運動を行い、食事に気をつけることで皮下脂肪に比べて減らしやすいといわれています。

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健康に過ごすために


<食生活>

中性脂肪値が高い人は、「早食い」や「満腹になるまで食べる」といった傾向があるといわれています。ゆっくりよく噛み、腹八分目を心がけましょう。また次のような食品の摂りすぎにも注意が必要です。

*果物やおやつの摂り過ぎに注意しよう



堀内内科消化器科クリニック 中性脂肪 肥満 食生活中性脂肪の材料となるものは、脂っこいものだけだと思いがちですが、たんぱく質や糖質も材料となります。とくに、果物に多く含まれる「果糖」や「ブドウ糖」、砂糖の主成分である「ショ糖」は、すばやく体内に吸収されるため、脂肪になりやすいといわれています。

*お酒の飲みすぎに注意しよう


果糖やショ糖と同様にアルコールも脂肪になりやすい糖質の一つです。また、揚げ物などのおつまみは脂質が多いので控えるようにしましょう。


<運動>

ウォーキングや水泳などの有酸素運動は中性脂肪を減らします。運動開始直後は、主に血液中の糖質がエネルギー源として使われ、時間が経つにつれ脂肪が使われる割合が増えてきます。一般に、運動開始後20分ぐらいから脂肪がエネルギーとして使われる割合の方が大きくなるといわれています。日頃から適度な運動を行うように心がけましょう。

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中性脂肪値が高いということは、様々な生活習慣病を起こしやすくなる「サイン」ともいえます。
気になる方は、お気軽にご相談して下さい。




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