骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨がスカスカになって弱くなり、骨折を起こしやすい状態をいいます。
近年 長生きする人が増え、高齢者の病気である骨粗鬆症の患者さんが増えてきました。骨折による寝たきりにならないためには骨粗鬆症の予防が大切です。
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症とは、長年の生活習慣などによって骨がスカスカになって弱くなり骨折を起こしやすい状態になっている病気で、高齢者や女性に多くみられます。
骨粗鬆症の骨は正常な骨と比べて骨の内部の網目構造が粗くなり骨が弱く、もろくなっています。
骨粗鬆症はどうして起こるの?
骨は一見すると常に丈夫で変化がないように思いがちですが、古い骨を壊す骨吸収と新しい骨を作る骨形成といった新陳代謝を繰り返しています。(1)の正常な骨はこのバランスが取れていますが、このバランスが崩れ、骨吸収>骨形成になると骨粗鬆症になります。バランスの崩れ方によって2つのタイプ(2)と(3)があります。
骨粗鬆症の主な危険因子
骨粗鬆症は、加齢、女性ホルモンの低下(閉経)など様々な原因が引き金となって、骨がスカスカになり弱くなっていくと考えられています。
<加齢>
加齢とともに、胃腸からのCa吸収能力が低下したり、ホルモンバランスの変化によって骨吸収が進みます。
<女性ホルモンの低下>
女性ホルモンには骨形成を進め、骨吸収を抑える働きがあります。閉経後の女性ではこの女性ホルモンの量が低下するため、骨が弱くなります。
<Ca摂取の不足>
Ca摂取不足の状態が続くと、不足分を補うために骨のCaが血液中に出ていき、骨がスカスカになってしまいます。
<運動不足>
運動しないでいると骨は弱くなってしまいます。逆に、骨に適度な力を加えることで骨の強さが維持されます。その上、反射神経も養われるので転びにくくなり骨折しにくくなります。
<遺伝>
家族に骨粗鬆症にかかった人がいると、骨粗鬆症になる危険性が高くなります。
骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症の治療の目的は、骨折を予防し、QOL(生活の質)を保持、改善することです。
骨粗鬆症の治療は、食事療法・運動療法・薬物療法で成り立っています。
薬物療法においては、多くの種類の薬剤があります。患者様の症状や生活スタイルなどに応じ適切な薬を使用し治療します。
詳細 >> iihone.jp(骨粗鬆症ホームページ)
骨粗鬆症にならないように日頃から食事や運動など生活習慣の改善を心がけることが大切です。
気になる方は、お気軽にご相談して下さい。
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